龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

修行代 朝護孫子寺

七夕ですね。彦星が見られますでしょうか。(おととい磔磔で彦ライブ!を見ましたので今年はそれで満足です)

一念発起ということでもないのですが、信貴山朝護孫子寺にお参りに行きました。

朝5:45から始まる「修行代」の見学をさせていただきました。

早起きして出かけますと朝護孫子寺の駐車場は閉まってはおりませんでしたが、無人で車もなく静かでした。信者さんが多数集まるかもしれない、おまけに梅雨の長雨がやんでいる土曜日なので、覚悟して出かけましたが、少し拍子抜けしました。

iセンターや開運橋の脇を抜け道なりにあがりますが、いつも思うのですが、ここはテーマパークのように堂宇や石仏、寅の張子ほかいろいろなものが存在感を示して所狭しと並んでおり、遠くに見えた本堂にどのようにつながっているのやら、まだ十分時間はあるが、それでも間に合うか不安になって急ぎ足で上りました。

本堂前にて礼拝しお守りの方に「修行代」はここでいつもどおり始まりますか、ここで見学させていただいてよいかお尋ねしたら、本堂の中に招いてくださいました。

あわててきたので失念したのが、珠数と般若心経。なんとここでの般若心経は読経と同じぐらいの音量で、つまり同じ価値で太鼓などのリズムセクションが演奏されるのでした。大般若経でしょうか、大声で叫びながら手品のように左から右に経典をめくり流し、バンバンたたきつける。あまりのエキサイトに目が開いたままとなりました。ま、まだ朝6時ごろというのにこのエネルギーはすごい。このお寺はすごいと心から感心しました。

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(今日は午後に斑鳩ホールで面白そうな講義があるのでいきます。

 「竜田川の自然と歴史」第3回 竜田川今昔ー竜田城と竜田川付替の歴史ー
中世末、竜田城の築城にともなって、竜田川では、大規模な河道付替えが行われました。その後の土地利用など、竜田川の自然景観の変遷をたどります。
日時 7月6日(土)午後2時~4時
場所 いかるがホール研修室3・4
講師 平群町教育委員会参事 村社 仁史氏定員 50名(先着順)