龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

室生山上公園芸術の森


2011年9月始発バスにて初めて訪問、昼まで遊び室生寺参拝。
公園がとても面白かったので、この公園についてメモを残す。

この公園のコンセプトでは観て歩く流れの向きが山上より麓へ
これがまったく理解できない
日本の山岳寺院では必ず麓側に山門がありそれが入り口である、奥の院は山の上にあるのが一般的ではないだろうか。
この公園では車の進入道を作り山上から入場する設計になっている。下まで降りたらまた上って車のところに帰る必要がある。
車を利用できないお客は「想定外」の経路をたどっていくことになる。

ダニ・カラヴァン(Dani Karavan, 1930年12月7日生まれ テル・アビーブ)はイスラエルの彫刻家。周囲の環境や都市などの景観と同化した屋外作品で知られる。

すべり台、階段、ドーム、ピラミッド、テント、屋根、白いコンクリート、柱、塔、壁、まぷたつに割った対象、二つ割れのピラミッド、その中に木が生えている、その割れに鉄の線やコンクリートの溝、木材の廊下、芝生、水、水の流れ、対象に人が乗る、歩く、上る、佇む、寝転ぶ、座る、鉄、鉄の錆、錆びた鉄、路、途、線、線路、水路、波、波打つ、立方体、なだらかな坂道、傾斜が緩やかに変わる坂道、太陽、陽光、光線、レザー光線、日時計、土、前方後円、前円後方、四角と丸の島、湖と流れと瀬音、小さな滝、泉、半円の壁、半円の観客席、円形劇場、火、煙、水蒸気、鉄の鳥居のようなもの、ミラミッド状の階段島、花崗岩、低木、黄葉、文字、線路と枕木、電気照明のある透明の立方体、照明器
具、ネオンの線、砂、植物、木、など
作者の作品のイメージや素材を羅列してみた。
この一つ一つに感想やコメントを付けてみればいいのだろう。

日記用に写真を何枚か撮ったが、一枚だけあげると

鉄の錆の美しさだ。
錆という素材は目新しいものではないが、いつもはっとさせられる。
ぼくにとっては特別の美しさなんだ。