龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

ボールペン 滑らか日本一は?

ボールペン 滑らか日本一は?

滑らかなまるで水性ボールペンのような油性ボールペン、三菱ユニのジェットストリームをこのところ使っている。
書きやすくて誰にもお勧めできる。

中でもαゲルグリップのやわらかいグリップの商品がお気に入り。それで何も問題なく二年以上きているので今のところ一番のお気に入りと言える。
滑らか日本一はジェットストリームと自分の中ではなっていた。

最近気づいたのだが、日本一滑らかと売り出した油性ボールペンがある。
ぺんてるビクーニャ
価格は1色1本157円位でちょうどジェットスリームの価格帯を意識して作ってある。
もしコレがジェットストリームと同じか、少し上を行くようなら面白いと考えて(あまり本数が増えるのも邪魔になるので)3色ボールペン(黒・赤・青)0.7mmイエローグリーン軸BXC37K460円を送料無料で取寄せた。ネット文具店の文喜堂よりメール便で届いたのが一昨日。以来、その封筒や中の送り状その他にためしが喜を続けている。

この短期間の第一印象をメモしておきたい。
書き始めがかすれる。
「なかにしさちひこ」とペンを走らせると「なかにし」までは3色ともどれかの字がかすれた。0.7mmの宛名書きに適した太字だが、封筒には向かないような気がする。
同じようにして書いたジェットストリームの滑らかさ、黒々とした黒色。中抜けしないペン字幅いっぱいに広がる黒に感動した記憶がある。
かすれておればいくら滑らかでも意味がないと思う。
これは個体差のばらつきが多く、たまたまハズレがあたったのかもしれない。

さて最後に同じ0.7mmを二本一緒に握ってくるくる書いてみた。
ビクーニャの方が黒い、薄くかすれる具合も黒い。
ジェットストリームの方はほんの少し赤みがかった黒であることに、こうやって二本の線を見比べて分かった。
赤や青のジェットストリームも持っているが、正真正銘の黒色インクの話である。

一度ご自分の目で確かめていただきたい。黒インクボールペンの色の違いを始めて意識した。コレは面白い。

墨の黒にもいろいろの色が見えるらしい。
書家は一番の黒を必要とする場合もあるかもしれないが、書きたい字によって墨色を選ぶのだろう。

へたくそ文字から1mmも出ることができない男が言うのも恥ずかしいが、手書きの文字を楽しむきっかけになればと、…