龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

続・鳩戦争

戦争といっても平和のシンボル鳩、殺すつもりはない。
おりしも嫁はんがとうとう喘息になった。あ、とうとうというのは年輪を重ねてという意味ではない。鳩の糞に住まうクリプトコッカス菌が原因のひとつとして挙げられているので、本気になって退治にたちあがった。
お隣さんと共同戦線を張り、お隣さんの研究の成果をすぐに見習い、剣山のような鳩
忍び返しや殺さない毒薬「はとにげ〜る」など
まねしてホームセンターで買うときに勝手に撃退スプレーを追加、これで完璧か。
ホームセンターの売り場の係りによると、これらは効果はあまりなく、ネットを張り巡らすことが必要で、それ以外に撃退法はないと言い切ったのが、少々気になる。

効果覿面(はっはっは、読めない漢字を使ってしまった)、まだ一度も憎たらしい鳩どものあつかましい顔を眺めていない。

クリプトコッカス菌(Cryptcoccus)は、鳩の糞の中に含まれる病原菌です。アレルギーやアトピー、空咳、不眠症、集中力低下、喘息などの症状を引き起こし、ひどい場合は真菌性骨膜炎までも誘発する事が確認されています。


お隣さんにありがたくも頂いた「はとにげーる」
これは匂いの武器。鳩の手足に付けば何回か「学習」の末、近寄るのがいやになるらしい。


これは少し柔らかいポリエチレン製の「剣山」(?)風の忍び返し
私の買い、不足取り寄せ中の商品名は「とりバイバイ」

ただ「バラの香り」というスプレーは注意が必要。
鳥が学習の末、本能的な危機感を感じて寄らなくなるらしい。
これを忍び返しやはとにげーるの隙間、隣とのパーテーションの上部等にふりかけ、叱り匂いをつけたのはよかったが、吐き気がしてきて、なんとも大変な匂いであることを身をもって体験できた。
夜、旨い酒を飲むまでなにも飲めず、食べられなかった。

そうそう、この匂いはトイレや電車内のご婦人方から漂ってきたときに気分が悪くなる経験がある。
ショック死というのは1回目ではなく二回目でおきる事故らしい。
それでしんどくなったのかなぁ

それにしても臭覚の障害が増えている。
鼻の悪い人に限って自分の匂いを気にするらしい。
必要以上の大量の香水を全身にまぶせば、えげつない異臭を発散するのに。
でももともと鼻が悪いから本人は気づかない。
汗臭い方がぼくはまし。