龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

koboで自炊本を読めるか?


自炊に興味津々

活字(サイズや装飾、種別を含む)や字間、行間、ページレイアウト、ページ数、紙質、紙厚、手触り、紙色、表紙、中表紙、帯、重量、スペースサイズ…その他こういう本の属性をすべて捨て去ると、本の本質が浮かび上がる。
本の本質は言葉と画像ではないか

言葉があれば、電子ブックでフォントを選び、字間、行間を設定すれば表示でき読むことができる。機械に読ませれば、目をつぶって読む(聞く)こともできる。

本には紙で作った本と電子ブックがある。
電子ブックは電子書籍を読む道具だ。

まつもとあつし「スマート読書入門」では7インチのタブレットがちょうどいいとおしえてくれる。
液晶はカラーで読めるし、暗がりでも読め、ネット接続も得意だ。
電子ペーパーはモノクロで紙に印刷された本のようであり、太陽の下でも読める。

koboは電子ペーパーの6インチ、ちょうどソニーのリーダと同様。
7インチ以上の液晶タブレットはいくらもある。

てなことで、2年保証付きで8950円の「安い」楽天koboを購入した。
「坊ちゃん」を快適に読めたことはすでに報告した。
現在、「吾輩は猫である」を読み始めた。
青空文庫をどのように読んでいるのか知らないが、同様にiPhoneで読んでいると、同じようで同じでない。
iPhoneの方が本の属性をより多くうーザーインターフェースに配置している。
青空文庫について評価すれば☆4個、フォントがもう少しあればいい、というほぼ満点

ところで、自炊本は読めるだろうか。
これからの研究に待たねばならないし、道具も必要だ。
ちょっと実験、てな感じでスキャンした本を読んでみたら、

これは大変、
難しそう
無理かも知れない…

ページ送りの操作が必要だ。
坊ちゃんなら縦書きで右から左へ紙本と同じく読み進めた。ほぼ満点。
日本語PDF文書のページを進めるのは、どうして?右へ往かねば左に進まぬ。??
なぞなぞをやっているのか?3点の減点で☆2か1
これはPDFを作成するときに操作すれば解決するのかも知れない。
自炊専用ソフトの購入の不安が頭をよぎる。

ページ送りが重く、時々、考え込むようにフリーズする。
写真を見ていただきたい。
ページの上半分だけを送るという芸当ができる。
これは電子ブックしかできない演出として本作りに生かせそうではある。
でも普通のページ送りに戻すにはリセットしかないのは、ちょっと、本としては評価が難しい。
ページのめくれない本を買いますか?
紙本なら落丁はたとえ2ページでも交換してくれるが、koboは交換してくれないやろなぁ
本屋としてのプロ意識をもってもらいたい。
評価?☆ゼロという感じかなぁ
でもゼロは付けられないように上手に作っているね。
大負けに負けて☆1個
青空文庫しか読めないが、その内、改善してくれるやろう。

koboに革命を。新しい楽しさを。
たのんます。