龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

樋上由紀(p)出演 Poetica Piano Concert 9th @京都府立府民ホールALTI(アルティ)

大好きな樋上由紀の恒例の演奏会が今年も開かれます。毎年、楽しいベテランのピアノの生演奏がきける楽しさ、嬉しさ。
これはどんなコンサートでも言えることだが(ただしレコードコンサートは除く)、響きの豊かさ、臨場(まさに雰囲気に参加)、幸せの共有、などなど、いくら録音の優れたCDでもかなわないおもしろさを楽しめます。
またピアノだけは年季が入り、それ以外は若々しい、静かで穏やかな、元気のいい、優しい、悲しい、表現がまさに適切で不足も余分もないような演奏。
華やかさよりピアノの本質に迫るようなバランスのコンサートだと思います。
仲のいい従兄を誘い楽しませていただきます。

出しものは
ルトスワフスキ作曲 パガニーニの主題による変奏曲(樋上由紀/藤田薫)

この度はポーランドの現代作曲家ルトスワフスキーの2台のピアノの為の作品を演奏いたします。時代背景は第二次世界大戦中ですが、ジャズの要素など現代的趣向が凝らされた作品です。

他に、アレンスキー、ホルスト、リスト、ラフマニノフクライスラーラフマニノフメンデルスゾーン