龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

植物園の手土産


夜桜の植物園で、やはりこんなお堅い大学附属でも販売グッズがあるんですね、小さな苗を買って帰りました。
でもいったいこれは?
苗かどうかも分かりません。
見たこともない植物である。
動かないし、おそらく植物。アロエかな?違う気がする。

それがね、そいつがね、まだ17時過ぎの明るい入り口で、ささやくのですよ。

近こう寄れ、遠慮するな、近こう近こう、
もっと寄れ!

ささやき声って、大声と同じ質量で迫ってくると言うことが実証されました。
(それじゃ、音楽記号のfとpは<同じ迫力で>大きいと小さい?)
睡蓮の水槽を見に行ってもまだ葉が一枚在るかないか、(ふ〜ん、この季節、我が家のベランダと同じ程度やなぁ)

いつの間にか入り口の改札口の売り場に戻っている。
例のささやきが聞こえたような気がして
その幽かな声はドラマなどでよくエイリアン役に使われる声そっくり

近こう寄れ、遠慮するな、近こう近こう、
苦しゅうない、もっと寄れ!

200円なら高くない、高くない? うん、高くない
買って帰りました。

不思議、このフォルム、色、表情、植物には違いない。
でもいったい何、これ?