龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

風のガーデン

生駒颪(おろし)がまともにぶつかるベランダにいくつか植木鉢が点在する。
はっくしょん! もう春なのにまだ寒いなぁ。

思い切ってちっさな睡蓮の植替えを決意した。
睡蓮鉢から浅鉢を取り出すと、3年目の春になるかわいい睡蓮が、浅鉢の地面からはみ出して育っている。これ以上放置できないという状況に観念した。この前から草津のみずの森や、交野市にある大阪市立大植物園で睡蓮植替えについて教えてもらったので、心の準備ができている。

結果はどうなるか分からないが株分けをしてみよう!

浅鉢とブルーシートをホームセンターで求め、先日、草津市立水生植物公園みずの森で求めた肥料、大津の姉の家で小石やバラの根を篩いにかけた大事な土を用意し、子どものように土いじりを始めた。

睡蓮の根を持ち上げると三つに折れてしまった。アーア、強い根っこが髪の毛のように垂れ下がり、土を抱きかかえていたのだった。そのまま三つに分けることにした。髭みたいな根をつけたまま植えるもの1つ。他の二つは髭を刈ることにした。試行錯誤、生育実験。

一鉢目は水に土が拡散され、根がはだけたので土を足した。2,3はスコップで押し固めながら土を持ったので、一見無事に見える。

二つ目の一番立派な根っこの鉢に水を張り、メダカたちをそこに引越し。古い睡蓮鉢を綺麗に洗うことにした。壁や底には蛭が何匹も見えた。どこから来たのだろう?アブラムシみたいに風に飛ばされてくるのだろうか?

うまく花をつけますように。いつか綺麗に咲きますように。
喉が不調。風邪のガーデンになってしまいそう。