龍田比古の奥山日記

愛する人を追い、斑鳩、三郷、平群、生駒、安堵…龍田川流域など大和を歩いている。気持ちのいい石室によこたわるかとおもえば、万葉のイリュージョンに垣間見たり、十一面観世音が暗号を呟く。…生駒郡という現代の地名を旧平群郡と読み替えると、いろいろなことが見えてきました。

みずの森蓮祭り2011

初めての蓮祭りに行きました。
6時頃到着しましたが、もう駐車場はいっぱい、その駐車場では熱気球に乗るイベントが始まって熱気ムンムン。

様子を見ているとその場で少し上昇し、下降するだけで期待していた琵琶湖蓮群生地を低空飛行するような夢のようなイベントではなく、がっかり。これでは熱気球から蓮の写真は撮れません。

早々に別の遠い駐車場に移動して蓮の群生地に向かいました。そこももうすでにたくさんの人たちが湖に向いて眺めていて、たくさんの人が大きなカメラをぶら下げ構え、三脚に載せシャッターを押しています。
年配のカメラマンも多くご婦人方も半数以上に見えます。高価な大型一眼レフを二つずつ持っているのが印象的で、カメラを眺めるとよだれをたらしそうになります。

気を取り直して蓮を見ると手前に咲くものは少なく、岸から少しはなれて群生しています。全体を見るとまばらに咲いているのです。一つ一つが大きくピンクに色づき、存在感を示します。

なるほど、このような状況で24mmの広角レンズを使おうと持参したコンパクトカメラはいかにも不向きに感じ、一眼レフに巨大なレンズを装着した(というよりも、強大なレンズに黒いカメラをくっつけた)写真家たちの姿も納得できるものでした。これじゃ24mmを生かすためにはやはり熱気球をチャーターするしかありませんね。